Matsubara工房という屋号で特注品対応をはじめました。でも職業欄は農業ですので農業ネタもあります。
冷却CCD撮影システムの完成
2015-06-07 Sun 21:59
農家オジサンは現在農繁期です。

トウモロコシを昨年の倍の面積の0.5ヘクタールほど作付したのですが4月初旬の天候不良(長雨と日照不足)で地温が上がらず直蒔きのトウモロコシは発芽できず例年は穴あきマルチに2個づつ蒔いてほぼすべての穴からトウモロコシの芽でるのですが今年は2割程しか発芽しないところもありました。

4月中旬以降は一転して降雨がゼロの状況が約一ヶ月続き露地野菜であるトウモロコシは水不足で草丈が例年の6割ほどしかありません。果たして売り物になるトウモロコシの房となるか神様に祈るばかりの結構悲惨な状況です。

また、お米作りは食用のコシヒカリの田植が終わり(採算性は昨年の米価低迷で完全に赤字です。円安の影響でトラクターを動かす燃料代や肥料など殆どが輸入品ですので資材コストが2割ほど上昇していますが販売価格は3割ダウンですので米作を止める農家も増えると思います。なんせ農業就労者の平均年齢は農林水産省発表の統計値でH26年度で66.8歳です。
http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html。

また、消費者にも判り易い価格比較をネットで見つけました
500mlのペットボトルにお米を入れると403g入るそうです。
403gを昨年の米価で計算すると銘柄にもよりますがなんと50円にも行かない。
http://www.nouminren.ne.jp/newspaper.php?fname=dat/201410/2014102701.htm

農家は止めれば赤字が減りますので直に止めれます。ただ、草茫々の田圃を見るのは嫌なので採算度外視で作付しています。
ここまで来るとお米作りも趣味の境地で意地でも自分が食べるお米は自分で作っています。趣味で生産量3トンはちょっとおおいかな。それから、美味しいと我が家のお米を買って頂いている方々の声も励みになります。昨年から始めた飼料用米の田植がこれからです。2度手間になりますが食用は減反政策で作付出来ないので田圃の機能維持の為にも休耕田にするのではなく酪農に使う飼料用米を作付しています。因みに品種は食用と同じで「あさひの夢」という品種です。



昨年から少しづつですが構築していたFLI ML-16803冷却CCDカメラの撮影システムですが大きなイメージサークルを確保するため67サイズの大判レンズを専用アダプタを設計・製作しテスト撮影をし改良をしてきましたが何とか目標としたナローバンドフィルターによる撮影ができるシステムが出来上がりました。

大判レンズはMamiyaのSEKOR Z シリーズを中古で揃えました。このレンズはフォーカス機能をもっていませんので工夫をしないと使えません。そこで同じ67サイズでメカニカルの作りが良いといわれているゼンザブロニカの中古レンズの直進ヘリコイド部分を転用しFLIの3インチフィルターフォイールに装着できるアダプタを作りました。

直進ヘリコイド兼アダプタ完成 赤い部分がMamiyaレンズ側です

スケアリング調整が構造的に難しかったのですが何とか実用に耐えるレベルまで調整出来たのですがAPO SEKOR Z 250mm/F4.5のレンズで解放絞りでテスト撮影したところ周辺減光がかなり目立ちます。2絞りほどしぼったらフラットになったのですが内蔵絞りの羽根枚数が少なく完全な円径絞りにっていないので通常の写真撮影では問題とならない絞り環の真円度がナローバンドフィルターを使った長時間露光では絞り羽根での回折光が明るい星の周りに現れ天体写真として仕上げた時に凄く醜い感じとなります。反射鏡筒の十字線でもなく屈折鏡筒の真円でもなく星像に羽根の枚数だけ放射状に回折光がでます。

知人のアドバイスもありレンズは解放絞りのままでレンズ先端に絞り環を設けてみました。φ77mmフィルターの2mm厚のフィルターガラスを外し旋盤で2mm厚アルミ板をナイフエッジ絞りを作りフィルタ枠に嵌め込んだものです。開口径はφ35mmです。

Mamiya先端絞りφ35mm

撮影システムの全景としてはこんな感じです。
Mamiyaレンズ撮影システム

赤道儀はJP赤道儀でNS-5000に新規設計のベルトドライブ仕様のモーターユニットを組合せkowa製100mm/F2.8マシンビジョン用のCマウントレンズにQHY5L-Ⅱ-MカメラをガイドカメラとしMaxlm DLもしくはPHD2でオートガイドしています。先端絞りの効果を確認すべく自宅にて白鳥座の網状星雲をAstrodon製半波値3nmのHaフィルタで撮影してみました。

網状星雲_250mmF8(Ha-3nm)
画像処理にてダーク補正はしていますがフラット補正はしていません。明るい星の周りに絞り環による回折像もBaadar製フィルターに見られたゴーストも無く素直な絵となりました。

先月の新月期に知人に誘われ日光の霧降高原に遠征撮影に行ってきました。
B196_IC1396_HaASO合成
ケフウェス座にあるIC1396やSh2-132、134、B169~171などをSAO合成(ハッブルパレット)で画像処理しました。画像処理は天体写真クラブの知人に指南してもらって何とかできたのですが撮影から最後の絵作りまで努力すべき事項が沢山あり奥の深さを感じています。撮影するハードウェアが一応の完成になったので今後は毎新月期が楽しみです。
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