知人から使用頻度の少ない40cm反射望遠鏡を譲るので15cm屈折の改造をしてもらえないかと今年の初めに連絡があり夏に屈折望遠鏡を納めたものの40cm反射の引取りがまだでしたので10日ほど前に引き取ってきました。架台は他の方が自作したフォーク式で主鏡は国内メーカー製とのことでした。

セルに入った主鏡です。
主鏡セルはアルミ鋳物製で背面は9点フローティング支持になっています。

セル側面
側面も介在を介してネジで押しています。

メッキ状態
メッキは再メッキをした方が良さそうですが当座はメカ系のチェックも含めこのままで行こうと思っています。
主鏡刻印
宇治天体精機製で1986年製でした。SMM71はシリアル番号? f=2,000mm ですのでF=5となります。
フーコー像
頑張ってフーコーテストをしました。像の撮影は難しいです。鏡面に詳しい知人にみて貰ったら(私には残念ながら見るスキルがまだありません)若干のターンダウンがあるけれど放物面で良い部類に入るそうです。若干肌荒れがあるけれど問題ないレベルとのこと、望遠鏡として再構築しなくてはと思った次第です。

重いミラーを置く台は軽トラの荷台にしました。32cmミラーをテストする時に作った治具を使うのですがミラーが大きくて重いので背面に倒れない軽トラの荷台は安心です。セルに入れた状態でテストしました。

農業用の車庫兼作業場で夜になってテストを開始したのですが当夜は西風が強く作業場ないの気流の乱れも有って大変でした。
風が治まるのを待って、作業場の戸締りをして風を防ぎ何とかテストできました。フーコーテストは焦点距離の2倍の位置が光源となりますのでミラーとフーコーテスタを4mほど離す必要があります。左奥にコンバイン、右奥にトラクターと農家の作業場ならではの絵になってます。
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