Matsubara工房という屋号で特注品対応をはじめました。でも職業欄は農業ですので農業ネタもあります。
リフレッシュした撮影システムの結果は?
2016-02-04 Thu 09:13
撮影システムの再構築として次の項目で進めて来ました。
①JP赤道儀の水平回転ユニットの製作。
②ナローバンドフィルターの更新。
③フローライト鏡筒の入手。
④ガイド鏡の再検討。
⑤ウォームギア軸受けのベアリング化
⑥極軸望遠鏡スケールパターンの更新。

今回①~⑤の対応が出来ましたのでリフレッシュした撮影システムの評価も兼ねてナローバンドフィルターを使った長時間撮影を行いました。

クリスマスツリー星団周辺_768x768 ガイド2

クリスマス星団や羊の毛皮などの領域をナロー撮影しSAO疑似カラー合成しています。
総露出時間は4時間20分です。撮影時の天候は晴れでしたが突風が吹く状況で周りの小物が吹き飛ばされたり一緒に撮影に行った仲間は13cm~18cmの鏡筒を使っていたので突風の影響でガイドが流されたりと決して良い状況ではありませんでした。撮影システムの重量があったのと比較的小さなカメラレンズでしたので突風の影響は思ったより受けずに済みました。

Maxlm DLのガイドエラーグラフのエラーピーク値が大きいのはガイド開始初期のデータがピークとなっている為で突風下でも±2ピクセルには納まっていました。

撮影地 長野県小海町八千穂高原 レストハウスふるさと駐車場
撮影日 2016年1月9日
光学系 Mamiya Apo SEKOR Z 250mm/F4.5+1.4Xテレコン
      合成焦点距離=350mm F=6.3 解放絞り
カメラ  ML-16803 (FLI、-35℃設定)
フィルター Ha(Astorodon、3nm)ビニングなし 20mx4枚
       SⅡ(Astorodon、5nm)x2ビニング 20mx4枚
       OⅢ(Astorodon、5nm)x2ビニング 20mx5枚
架台  タカハシJP赤道儀(ベアリング改造)
MD   NS-5000PKP264_BLT(ベルトドライブ仕様)
ガイド  BORG45EDⅡ+QHY5-L-Ⅱ(Maxlm DLでガイド)
処理   ステライメージ7、Photoshop CS6


翌日自宅にてソコソコの空になったのでHaで難物のレムナントを試写してみました
sh2-240_Ha_自宅 ガイド5

ぎょしゃ座とおうし座の間にある大きいですが淡いレムナントのsh2-240です。
天候は無風でしたのでガイドエラーも良好な値を示しています。Maxlm DLのファイル名を直し忘れたので対象と違う名前になっていますが撮影が終わって画像処理を始めた時に「ア!」と気づきました。
撮影システム、条件は同じでHaだけを撮影しました。やはり平地(標高約100m)で市街光もあるので幾ら半波値=3nmでもバックが明るく良い絵になりません。HaでこれですからOⅢはまず無理なので諦め次回遠征にて再トライする事にしました。

次回の遠征は思わぬ形で直ぐにやってきました。
天体写真クラブのメンバーの都合が合い霧降高原に翌日遠征撮影に行きました。

レムナント sh2-240_768x768

撮影地 栃木県日光市霧降高原キスゲ平駐車場
撮影日 2016年1月11日
光学系 Mamiya Apo SEKOR Z 250mm/F4.5+1.4Xテレコン
      合成焦点距離=350mm F=6.3 解放絞り
カメラ  ML-16803 (FLI、-40℃設定)
フィルター Ha(Astorodon、3nm)ビニングなし 30mx4枚
       SⅡ(Astorodon、5nm)x2ビニング 30mx4枚
       OⅢ(Astorodon、5nm)x2ビニング 30mx4枚
架台  タカハシJP赤道儀(ベアリング改造)
MD   NS-5000PKP264_BLT(ベルトドライブ仕様)
ガイド  BORG45EDⅡ+QHY5-L-Ⅱ(Maxlm DLでガイド)
処理   ステライメージ7、Photoshop CS6

1ショットの露出時間を30分に延ばし冷却設定温度も-40℃に下げ総露出時間も6時間を掛けレムナントの淡い部分まで汲み取ろうと思ったのですが4枚のコンポジットでは絵に滑らかさが足りません。同じ露出時間でしたら20分x6枚にした方が良かったようです。何事も経験です。

従来は撮影対象一つにつき2~3時間が良いところでしたが撮影システムをリフレッシュした結果一晩中でも問題なく行けると実感しました。実際に撮影開始時の東の空の対象を一晩中追って撮影終了時は西の空に沈み行くのを見るのは何とも言えない感慨でした。あとは極軸のセッティング精度向上が残っています。
スポンサーサイト
別窓 | 撮影システム・自作アダプタ | コメント:1 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<電子式極軸望遠鏡 Pole Master | 農家の裏庭で作る天体望遠鏡 | JP赤道儀ウォームギア軸受のベアリング化>>
コメント:
★ 承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016-02-15 Mon 21:02 | #[ 内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック:
トラックバック URL

FC2ブログユーザー専用トラックバック URL
∧top | under∨
| 農家の裏庭で作る天体望遠鏡 |