Matsubara工房という屋号で特注品対応をはじめました。でも職業欄は農業ですので農業ネタもあります。
Nikon 10cm赤道儀レストア
2016-08-04 Thu 20:44
Nikon 10cm赤道儀のレストアのまとめです。

依頼内容は
 ①モータードライブの修理
 ②水平回転の修理(動かない)
 ③ピラー脚の再塗装
こちらから追加で推奨した
 ④ウェイト軸の再メッキ

④の再メッキは既にブログに書いた通りです。
オーバーホールでしたら全分解するのですが今回は機能面で問題のあるところの修理がメインとなりました。

①のモータードライブですが赤経軸のスピード切替が出来ないのと回転方向が定まらないとの不具合内容でした。モーターユニットを赤緯と入れ替えると症状も移るのでコントローラーが原因では無いようです。

症状からして欠相運転ですのでモーターケーブルが何処かで断線していると推定されます。コントローラーへの接続コネクタのネックやモータユニットのケーブル引出し部が怪しいですがテスターで導通をチェックしながら怪しい所をゴニョゴニョしましたが断定できませんでした。

確立1/2ですが感でモーターユニット側引出し部をカットし導通チェックするも無しでハズレでした。断線箇所はコントローラー側コネクタのネック部でした。外れたので両側の再結線作業となりました。再結線後の動作確認は無事にOKとなりましたが確率1/2とはいえ外れた感にガッカリしました。

②の水平回転軸が動かないですがビクセンやタカハシで一般的な左右2個のネジの押し合いでは無くタンジェントスクリュー式になっていました。流石?はニコン凝った作りです。でも、本当に水平回転調整用の軸が何をしても回りません。

構造を見るとタンジェントスクリューのネジ部を軸受けを外して引抜けば分解できそうですがこの軸受け(メタル軸受け)回りません。採寸しピンレンチを製作してやってみましたがピンが曲がってしまう強情さです。
②ピンレンチNG 作ったピンレンチのピンが曲がってしまった

何とか軸受けを回して外したのですが軸そのものが回りません。
可能性は錆びついているかグリースの固着です。錆でしたらおそらくアウトですが周辺に錆がない事からグリースの固着と考えガストーチで少しづつ全体を暖め最後はタンジェントスクリューのネット部分(ポストになっています)を集中して温め何度か回すのをトライしたら回りました。

①水平回転軸分解 ネジとポストのグリースが固着していた

③ピラー脚の再塗装
 脚の鋳物とピラー両方とも母材から赤錆が出ていました。

旧塗装ケレン後 ケレン後

 既存の塗装をワイヤブラシ等で除去し赤錆の基を処理液で洗いました。
ケミカル処理(酸洗い) ケミカル処理

リン酸系の赤錆除去液です。ポリ製のタライに処理液はり浸け洗いしました。ピラーのようにタライに入らない物はブラシとスポンジを使って洗いました。処理液は真っ黒になりました。

良く水洗いして乾燥後にプライマーを塗りました。
プライマー塗装後 薄緑色しているので塗り易いです

一日乾燥させ塗装色をシッカリ出させる為のサーフェーサでグレーに
プラサフ塗布後 プラサフを使いました

いよいよ本塗装です。
色見本帳で選定してオーダーした2液ウレタン塗料をスプレーガンで吹きました

本塗装後_風乾 通風乾燥しています


②ピラー脚再塗装後
 ピラー脚
③アクセサリ-トレイの敷ゴム接着後 アクセサリートレーも再塗装後シート接着

Nikon10cm赤道儀レストア前 ①レストア完了後
ビフォーアフターです

④モータードライブ装着 モータードライブ装着

機能確認してレストア完了です。
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